水中の状態は、目視や書類だけでは把握しきれない
港湾・航路・水中構造物は水中にあるため、状態把握には限界がある。水深や濁り、調査範囲の広さによっては、潜水士による点検だけでは全体像をつかみにくい。Sonic2024は、200kHz〜400kHzの可変周波数と10°〜160°の可変スワス幅を1台に備えたマルチビーム音響測深機で、浅海から可探水深500mクラスの中深海まで、舷側固定・ROV各種・AUV搭載のいずれの運用形態でも、面的かつ高密度な海底地形・構造物形状の把握を支援する。
目視点検の限界
濁った水域や広い範囲は、潜水士による目視点検だけでは全体の状態を把握しにくい。
出来形管理の効率化
浚渫工事や水中土木工事の出来形確認には、面的かつ高密度な測深データが求められる。
浅海〜中深海への対応
現場ごとに異なる水深・搭載条件(舷側固定/ROV/AUV)に、機材構成を変えず対応したい。
Sonic2024(マルチビーム音響測深機)
マルチビームソナー(測深機)は、船底・ROV・AUVに搭載し、扇状に音響ビームを発振して海底までの距離を面的に計測、密な点群として地形・構造物形状を再現する測深手法。Sonic2024は第5世代として開発された小型・高性能マルチビームソナーで、プロセッサーモジュールをソナーヘッド内部に収納し、船上には移動可能な小型インターフェースモジュール(SIM)のみを設置する構成をとる。
Sonic2024
従来の舷側固定計測に加え、ROV各種・AUVに搭載した浅海〜中深海の計測にも、機材の基本構成を変えずに対応する。マルチビームソナーや音響カメラ等と併用することで、構造物の損傷確認、洗掘調査など多種多様な計測フィールドに対応可能。超高密度計測技術(UHD技術)により、詳細な設計にも使用できる高密度の点群データを作成できる。
- 舷側固定/ROV各種/AUV搭載に対応
- 200kHz〜400kHzの可変周波数、10°〜160°の可変スワス幅
- UHD(超高密度計測)技術による高密度点群データ生成
- 音響反射イメージ(Snippets)出力対応
マルチビーム音響測深とは|仕組みと活用シーンを解説
Sonic2024の仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 周波数 | 200kHz〜400kHz(可変) |
| ビーム幅 | 進行方向0.5°/直交方向1°(400kHz時)【要確認:カタログ内「特長」欄では進行方向1°・直交方向0.5°と逆の対応で記載されており、最終仕様は要確認】 |
| ビーム数 | 256 |
| 測深モード | EA(Equi-Angle:等角度測深)/ED(Equi-Distance:等密度測深) |
| スワス幅(一度に計測できる帯状の範囲) | 10°〜160°(可変) |
| 可探水深 | 500m(※環境条件に依存します) |
| レンジ分解能 | 1.25cm |
| パルス幅 | 15〜1,000μs |
| 耐圧 | 100m仕様/3,000m仕様【要確認:採用する耐圧仕様、および可探水深500mとの対応関係】 |
| 信号処理帯域 | 最大60kHz広帯域信号処理 |
| 位置情報同期 | GNSSタイムタグ付きソナーデータ |
| 音響反射イメージ | 出力対応(Snippets) |
調査の進め方
調査目的(出来形管理・損傷確認・地形把握等)、対象水域、必要な精度・納品形式を確認する。
水深・流況・濁度、既存図面の有無、などを確認する。
測線計画、周波数・スワス幅の設定方針、音響カメラ等との併用有無を決定する。
舷側固定でSonic2024を運用し、GNSSタイムタグ付きで測深データを収録する。
収録データを解析し、点群データ・測深図・音響反射イメージ等に加工する。
成果品とあわせて、判断材料となる解釈・所見を報告書としてまとめる。
調査可能な条件・制約
適する対象・目的
- 200kHz〜400kHzの可変周波数と10°〜160°の可変スワス幅により、高分解能な狭域精査から500mレンジの広域把握まで1台で対応
- 舷側固定/ROV各種/AUV搭載のいずれでも運用でき、浅海〜中深海まで機材構成を変えずに計測可能
- 256ビーム・レンジ分解能1.25cmの高密度点群データにより、詳細設計にも使用可能な形状データを作成
- 音響反射イメージ(Snippets)により、底質や物体の判別材料を取得可能
適用しにくい条件
- 可探水深500mは「環境条件に依存」とカタログに明記されており、水質・濁度・気象海象等の条件次第で低下し得る【要確認:具体的な低下要因とA-GSの運用実績】
- マルチビームソナーは面的な地形・形状の把握が主眼であり、微細なひび割れ・腐食等、近接目視でしか判別しにくい変状の確認には不向き
- 著しい高濁度・強流・極端に狭い箇所での適用可否は現場条件により個別判断となる【要確認】
- 耐圧仕様(100m/3,000m)のうちいずれを採用するかは機種構成によるため個別確認が必要【要確認】
成果品
- 測深図(等深線図・カラーレンジ図等)
- 高密度点群データ(詳細設計にも使用可能なUHDデータ)
- 音響反射イメージ(Snippets)
- GNSSタイムタグ付き測深データ
- 調査報告書
導入事例(記載準備中)
- 対象:【要確認:港湾岸壁/ダム堤体/海底等、具体的な対象】
- 課題:【要確認:潜水困難、濁水、広範囲、短工期など】
- 実施手法:【要確認:Sonic2024単独/他機材併用の別】
- 現場条件:【要確認:水深、流速、濁度、作業船、調査日数】
- 成果品:【要確認:測深図、点群、報告書等の具体的な提出物】
- 得られた判断:【要確認:補修優先度の検討、経年比較の基準データ化など】
安全・品質管理の考え方
潜水調査との使い分け
面的な地形・形状把握はSonic2024による測深、微細なひび割れ等の近接確認はROVや潜水士による点検を併用する。具体的な使い分け基準は【要確認】。
精度管理・運用条件
GNSSタイムタグにより位置と測深データを同期する。校正・精度保証の運用方法、気象海象による中止基準は【要確認】。
よくあるご質問
Sonic2024はプロセッサーモジュールをソナーヘッド内部に収納し、船上には小型インターフェースモジュールのみを設置する構成のため、舷側固定・ROV各種・AUV搭載のいずれでも基本構成を変えずに運用可能。搭載方法による精度差の詳細は【要確認】。
マルチビームソナーは音響を用いるため、光学カメラに比べ濁水の影響を受けにくい面的計測に向く。ただし可探水深はカタログ上「環境条件に依存」とされており、著しい高濁度時の具体的な影響度は【要確認】。
Sonic2024は面的な地形・形状把握を主眼とするため、微細なひび割れ等、近接目視でしか判別しにくい変状の確認にはROVや水中カメラとの併用が有効。
高密度点群データや測深図としての納品を想定しているが、具体的な対応ファイル形式は【要確認】。
ご相談時に分かる範囲でお知らせください
Sonic2024の適用可否や仕様について、まずはご相談ください
対象水域や水深、搭載方法(舷側固定/ROV/AUV)によって最適な設定は異なる。現地条件をお伺いした上で、適用可否や概算の考え方をご案内する。